独創的な感性と豊かな創造力を併せ持つタイプです。
いわゆる芸術家肌で、人とは異なる考えや価値観、能力を駆使することで自分を表現しようとします。
理論より情緒を重んじるため、何かに感動したり、心を動かされたりすると、突発的に行動することがあります。
群れに入ることは嫌いますが、自分を本当に理解してくれる人には親愛の情や共感を覚え、深く、長い付き合いをすることもあります。
タイプ4の長所
ユニークな感性を持つタイプ4の人は、
人や物がもつ価値や魅力を発見するのが非常に得意です。
誰も気付かなかったもの・ことをいち早く見出し、何らかの形で発表するため、しばしば芸術家やアーティストとして高く評価されます。
一度興味・関心を覚えたことは、とことん突き詰める性格なので、知性にも長け、専門的な分野で力を発揮することもあります。
常人とは感性や価値観が異なるため、交友関係は決して広くありませんが、もともと勘が鋭いこともあり、他人の心情の変化にはとても敏感です。
他人の痛みや苦しみを理解し、同情する一面もあるため、「変わり者」と評されることはあっても、「冷血漢」と非難されることはあまりありません。
とくに才能のある人や、夢や理想に向かって頑張っている人には寛容で、独自の発想から適切なアドバイスを与えたり、指南を行ったりすることもあります。
タイプ4の短所
タイプ4の人はロマンや自由を愛する性格の持ち主なので、現実性や合理性を求められると怒りやストレスを感じます。
自分が興味・関心を抱く分野や、納得したこと以外に時間や労力を割くことを嫌い、できない言い訳を探して自分の殻に閉じこもりがちです。
とくに、誰もができる平凡な仕事や単調な仕事を押しつけられるとやる気を失い、投げやりになったり、不服を漏らしたりします。
また、無意識のうちに「自分は周囲より上」と自負しているせいか、他者からの指摘や批判を素直に受け取ることができません。
自分の感性や能力のみを信じて突っ走った結果、大きな失敗を犯し、自らの理想との乖離に悩んだり、落ち込んだりすることもあります。
もともと、急な虚無感や虚脱感に襲われやすいタイプなので、落ち込みやすいところが難点です。
タイプ4の動機
唯一無二の存在である自分を何らかの形で表現することに喜びを感じます。
自分の能力や感性、価値観などを表現できるかどうかが行動基準となるタイプです。
タイプ4の自己価値
他者と同じであることを嫌うタイプ4の人は、特別な感性や独創性を持っていることを誇りに思っています。
そのため、画家や作家、音楽科など、ルールにとらわれず自由に自分を表現できる職業に就くと、自己価値が高まります。