成功すること、達成感を得ることを何よりも重視する性格の持ち主です。
何を行うにも、まずは先に目標や目的を設定し、それを達成するのに適した手段・方法を模索することを得意とします。
目標達成のために、常に合理的な手段を求めるところはタイプ1「改革する人」と似ていますが、完璧さや精度を大切にするタイプ1に対し、タイプ3の人はあくまで成果や結果を重視するところが特徴です。
タイプ3の長所
成功や成果を求める意欲が強いタイプ3の人は、積極性や向上心に富んでおり、率先して行動を起こします。
そのため、チームリーダーとして働いたり、組織のトップとして活躍したりする機会も多く、波に乗ればトントン拍子に出世・昇進を果たします。
楽天的ではありますが、決して怠け者ではなく、成功するために必要な行動には労力を惜しみません。
また、リーダーシップを取る人間に必要不可欠な洞察力や観察眼にも長けており、「成功の可能性が高いこと」「能力のある人」を的確に見極めます。
能力があると判断した人は積極的に鼓舞し、モチベーションを高めることで自分を取り巻く組織力の向上を図ります。
カリスマ的な資質を持つ人も多いため、組織の中で働くことにとらわれず、独立起業する人も目立ちます。
タイプ3の短所
結果を求めるあまり、他人を道具のように扱ったり、踏み台にしたりすることがあります。
目標を達成するための労力は惜しまない一方、見えないところでコツコツ努力するのは性に合わず、他人の目があるところでしか行動しようとしません。
そのせいか、他人からはしばしば「目立ちたがり屋」「虚栄心の強い人」と評されることもあり、組織内で孤立してしまうケースもあります。
また、自尊心が高く、自分のプライドを傷付ける要素を極端に嫌うため、成功の可能性が低いものをスルーしたり、体裁だけ取り繕ったりすることがあります。
ミスを犯したことへの切り替えは素早い一方、失敗への恐れは強く、物事が思った通りに運ばないと平常心を失いやすい傾向にあります。
タイプ3の動機
タイプ3の人は、他者から「出来る人」「優秀な人」と評価されたいという願望を抱いています。
そのため、成果を挙げれば周囲から称賛を得られると判断した物事に対しては、率先して行動を開始します。
タイプ3の自己価値
タイプ3の人は自尊心が非常に強く、「自分は周囲から称賛されるに値する人物である」と認識することで自信を取り戻します。
常にスポットライトを浴びる位置に立つことを望むため、政治家や弁護士などの士業、アナウンサーなどが適職です。