物事を行う前にしっかりデータ収集し、分析した結果に基づいて慎重に行動するタイプです。
一時の感情に動かされて突発的な行動に走ることはほとんどなく、論理的な道筋を立ててからでないと具体的なアクションを起こしません。
情報収集や分析に時間や労力を費やすことを苦にしないため、さまざまな分野に関して豊富な知識を持っています。
タイプ5の長所
知識や情報を取得するだけでなく、分析力や解析力にも長けており、的確かつ合理的な方法で問題を解決していく力を持っています。
客観的なデータや分析をもとに企画・立案するため、周囲の共感を得やすく、また着実に結果を残すタイプでもあります。
感情に左右されず、常に冷静沈着に取り組む姿勢は、しばしばビジネス面で高く評価されます。
結果よりもプロセスを重視する傾向にあるため、自らが分析・解析して導き出した結論をもとに、他者が行動を起こして成功したとしても、嫉妬を感じることはありません。
自らが脚光を浴びることに特別な関心はなく、傍観者、観察者として一歩引いた距離から分析することを好むので、トップの参謀や指南役などに向いています。
タイプ5の短所
知識の習得や情報収集に没頭するあまり、周囲のことが目に入らなくなることがあります。
自分の知識や解析、分析によって導き出した成果の権利を他人に譲渡することは厭わない一方、プロセスの段階で他人と知識や情報を共有することを嫌います。
そのため、周囲からは「変わり者」「何を考えているかわからない人」と揶揄されることも多く、組織内ではしばしば孤立しがちです。
人と距離を取ること自体に不満や不快感を覚えることはありませんが、他者と円滑なコミュニケーションを取れないことにより、仕事に支障をきたすことがあります。
タイプ5の動機
タイプ5の人は、物事の真理や本質を見極めることに達成感を覚えます。
自らの知識や情報収集力、分析力、解析力を駆使することで、何らかの成果が得られる見込みがあると判断した場合、積極的に行動を起こします。
タイプ5の自己価値
自分は優れた理解力の持ち主で、知的な人物であると自認できたとき、高い自己価値を見出します。
科学者やプログラマー、コンサルタントなど、専門的な知識とスキルを必要とし、かつ自分のやり方・価値観に基づいて出した結果が評価に結び付く職業に適正があります。